ご質問の多いトピックへの回答記事第一弾「履き口が当たるその①」に続いての今回は、甲の履き口全体が当たる、食い込むという問題についてです。親指側だけが当たる方は「その①」をご覧くださいね。
履き口が当たる=きつい、と思ってしまいがちですが、実はそうなる原因は大きく分けて4つあるのです。原因が異なれば対処も異なってきます。当たるから伸ばすor幅の広いサイズにする、というのは悪循環になることもあるのです!原因を正しく掴んで、正しく解決していきましょう。
甲の履き口全体が当たる主な原因はこれです。
ご自分ではどれに当てはまるのか、ちょっと判断しづらいと思うので解説します。
前は食い込むのにかかとの後ろがスカスカして脱げるようなら完全に前滑りです。でもその前滑りの原因も様々なので、大元の原因を特定しないと的外れな策になってしまいます。
ということで、次は
★理想的な指股の見え方(左はHolly、右はSybil)
指股が見えるか見えないか、ギリギリな感じがベストです。Sybil以外は左を参考にしてください。
★指股が見え過ぎのパターン
★指股が隠れ過ぎのパターン
★指股が隠れ過ぎの時、親指付け根の関節の後ろに少し隙間が出来ます。(赤丸のところ)
底に近い部分を触るとフカフカして隙間があることがわかります。
2や3がYESなら足囲のゆるさや土踏まずの隙間が前滑り&履き口の食い込みの原因 → A
4で指股が見え過ぎている場合は、かかとから指付け根までの距離が靴の方が長すぎて前滑りしている=足長が長すぎる → B
4で股が全然見えない場合は、かかとから指付け根までの距離が靴の方が短すぎ、足が前に入り過ぎている=足長が足りない →C
2,3,4とも問題ないけれど履き口が食い込む、という時は靴の足囲が足りない →D
履き口が当たる原因がわかったら、ここで初めて対策になります。
AとDは調整でなんとかなるケースも多いのですが、BとCはサイズを変える必要がありますよね。
まだ室内で試し履きの段階でしたらご相談ください。
外で履いてしまった、という場合はお作り直しが有料になってしまいますが、それでもよろしければご相談いただければと思います。
足囲部分を伸ばすには、前回「履き口が当たるその①」でもご紹介した、レザーストレッチャー(革の柔軟剤)をお勧めします。
また、A~Dで対応してみた結果、履き口の親指側だけが当たるようになった、という時は前回の記事「履き口が当たるその①」をご参照ください。
さて、いかがでしたか?
今回は色々なケースのお話をしたので少し長くなってしまいました。
わかりづらかった、混乱してしまう、というようなことがありましたらご質問ください。
続編として取り上げさせていただきます。
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