履き口が当たるその①

靴のサイズ・形選びのコツ | 2019年01月28日

 今日はよくあるご相談の中でも特に目立つトピックについてのお話です。
試し履き会の時も、メールでのご相談にも出てくる話題で、「履き口が当たって痛い」というのがあります。この履き口問題、原因はいくつかあるのですが、原因は何なのかは具体的に履き口の「どこが」当たっているかでわかってきます。

 

履き口が当たるのにも原因は色々

履き口の親指側だけが当たる(他はぴったりなのに…)

どれに当てはまるでしょうか?当たり方によって実は原因が異なります。原因が違えば解決法も違ってきますから、当たる=サイズを上げるという考え方はNGですよ。

ということで本日はその①

履き口の親指側だけが当たる時の解決法はコレ!

他はちょうどいいのに画像の赤い線のあたりだけ、かなり痛い。それさえなければぴったりなのに。そういう方結構多いと思います。
これはサイズの問題ではなく、単純にその部分の厚み(高さ)が合っていないことが原因です。

特に開張足(横アーチが崩れて足が横に広がってしまう方)の場合、親指と小指の付け根の関節が大きく高さもあって、逆に甲の中央部分がへこんでいたりします。

★もし中央部のへこみがハッキリわかるような足ならば、最初にやっていただきたいことは中足骨パッドで横アーチを作ることです。
横アーチを正常に戻すことで、親指付け根の高さが少し下がるので、当たりにくくなります。
前滑りしている場合は、先に前滑りを解決しましょう。そうでないと当たるところをいくら伸ばしても、さらに前に滑って履き口は当たり続けてしまいます。

前滑りや横アーチをクリアしたら、当たる部分を伸ばす、という作業。この順序を逆にしてしまうと効果は絶対出ませんのでご注意くださいね!

当たる部分をピンポイントで伸ばす

ここで使えるアイテムがレザーストレッチャー(革の柔軟剤)です。
革の繊維を保護しながら柔軟にする成分が配合された贅沢な(笑)液体の薬剤です。
下の画像は業務用ですが、小さいスプレータイプが雑貨チェーンの靴用品売り場や通販のモールでも市販されていますので、ひとつ持っておくとなかなか便利ですよ。

では実際に伸ばしてみましょう!

  1. レザーストレッチャーを伸ばしたい箇所だけに、靴の裏側から塗布してたっぷりと湿らせます。スプレーするよりコットンにとった方がピンポイントで塗布しやすいです。

  2. 薬剤が乾かないうちに、履き口をめくり上げるような感じで、内側から斜め上に向けてグイグイっと圧をかけます。コットンを当てたままで圧をかけると指が痛くなりにくいです。手を使わず、直接足を入れてぐっとその部分に負荷がかかるようにしてもOK。

  3. 一度で伸びなければ、日を置いて何度か繰り返すといいですよ。手強い場合は履いて圧をかけながら上からドライヤーで熱風をかけると伸ばしやすいです。

 伸ばす時のポイントは

 

いかがでしたか?ちょっとわかりづらかった!というようでしたらどうぞご質問ください。そちらもまた、続編として取り上げさせていただきます。

次回は「履き口全体が食い込んでくる」パターンをご説明しますね。

 それではまた~♪

 

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