中足骨の悲鳴を聞いた！

本日のブログ、珍しく穏やかでないタイトルです。笑　
これはかなり前のお話ですが、立っているだけで右足裏の中足骨あたりが痛くなってくることがありまして。
朝目が覚めてまだ横になっている時点ですでに痛い！わー、なんじゃこれ！
と思って足の裏を触ってみると、びっくりするくらい中足骨が落ちていたのです。
左と触り比べてハッキリ違いがわかるほど。寝ている状態でそれですから、立っても歩いても結構な痛みです。まさに悲鳴をあげていました！

これじゃ歩けない！焦りましたよー。
でも、ちょっとした手当をして2日ほど、今日は痛み無く復活したのです。
触ってもちゃんと中足骨は元の位置に戻っていました。

いやー、いい実験したなぁ。笑

ということで今日は中足骨のお話をしたいと思います。

「中足骨が落ちる」とは？

中足骨と言われても何の話やら？という方も多いと思うので簡単に説明しますと

このオレンジ線を脇に引いた部分、指付け根と甲の中央の関節を繋ぐ骨、甲の筋張って見えるあの骨が「中足骨」です。

これが「落ちる」とはどういうことか。

実際にはこの骨というより、指付け根の関節が下がって、そこを頭にした中足骨が斜めに下がった状態です。ピアノの鍵盤をひとつだけずっと押し続けているような。
横アーチはかまぼこ状になっていなくてはいけないのですが、太鼓橋が途中で一部落ちてしまっているような感じです。

開張足の方は軽くこの状態ですし、女性は年齢とともに横アーチが下がってくるとも言われています。そして私のようにあまり普段外を出歩かずにスリッパを履いている人は、特にその傾向は強いかもしれません。横からの正しい締め付けがあまりないので。

そんなに無理をした記憶もないのに、あー、ついに年に勝てなくなったのか、整形外科では何も出来ないし…などと暗い気持ちに一瞬なりました。

解決法はなんといつもの…

が、転んでもただじゃ起きない私（？）、そこで思いついたのがコレです。

これ、スリッパにしていたペラペラサンダルなのですが、ここに中足骨パッド！

えーそんなこと～？って思いました？いえ、思いますよね。簡単すぎ。笑　
私もこれでどこまで治るのか、自分でもわからなかったので実験的にやってみたのです。

しかしこれが思いのほか即効性がありまして。
なんと2日過ごしたところ、朝起きた時「あら？痛みが消えてる？」
触ってみると左右の差がほとんどわからない。
恐る恐る立ってみると「おー！OKだよ！」歩いてもまったく痛くない！

実は痛くなっていた時、落ちた中足骨と繋がっている指も、ただ触るだけで痛みがありました。触るだけで痛いって相当ですよね。
マッサージは効果無しで、特にグーパー運動のグーがかなりしんどかったのです。
が、それも中足骨パッドのおかげで消えました。

う～む、恐るべし中足骨パッド。

細幅さんにお勧めしたいのは…

サイズのご相談や試し履きサービスなどの中でも時々お話するのですが。
絶賛お勧め中である中足骨パッドにも色々なタイプがあります。
取り外し＆位置の微調整がしやすいのでジェルパッドがお勧めではあるのですが、実はこれがやたらと大きい。
イメージとしては２Eくらいを大前提に作られている印象です。
だから細幅さんがつけると、靴の幅一杯までパッドがきちゃいそうな勢いで、ちょっと邪魔だったりします。

で、私がお勧めしたいのはこちらの画像のベージュの方のサイズ。

となりのジェルパッドと比べると一回り以上小さい感じがしますよね？
ベージュの部分は広いのですが、パッドの膨らみが始まるのは内側の線（定規を当てている線）です。
横幅で3.5cmくらい。ジェルパッドでこの大きさがあればベストですが、なかなかないんですよね。
この画像で使っているのはTaccoというメーカーのもので、しっかり作られていてお値段もそこそこ（今は日本市場から消えているようですが）。私がスリッパに使ったのは100円ショップのものです。
つける位置がご自分である程度わかるようになるまでは、安いもので心置きなく練習するといいですよ。