ご質問の多いトピックへの回答記事第一弾「履き口が当たるその①」では履き口の親指側だけが当たる時の解決法、「その②」では甲の履き口全体が当たる、食い込むという問題についてお伝えしました。
その①でお伝えしている伸ばし方で、すぐに解決出来ました!というご報告もいただきました。ありがとうございます。
今日はその③、履き口の親指と小指の関節部分だけが引っ張られるように強く痛む場合についてお話します。
画像の赤丸がついている所、ここだけがキーっと強烈に痛むというケースです。
これは単純に足囲がきついと考えがちですが、そうとも限りません。
足囲がきつい場合は、この「関節だけ」が痛いということにはならず、履き口全体がきつく感じますし、指の収まりも窮屈に感じるので、そこはしっかり見分けたいところです。
こうなる足は、関節そのものが少し大きくなっていることもあるのですが、それを含めて原因として「開張」が考えられます。
「開張」というのは、体重をかけると足が薄く横に広がってしまう現象を言います。
人差し指~薬指までは、付け根が薄いのに、親指と小指だけ付け根の関節に高さがある、というのも開張によくあるパターンです。
A)はあくまでも後ろ半分もきつめな場合です。
後ろはちょうどよく、親指と小指付け根の関節だけが問題な場合、足囲を上げたサイズだと全体にゆるくなり、前滑りやら何やら調整が更に必要になって複雑になりますのでサイズアップはお勧めしません。
後ろ半分はちょうどいいけれど足囲はきつい、という状態なら足囲部分を伸ばしましょう。
B)は、時々お伝えしている魔法の(笑)ツール、中足骨パッド。
足の横アーチを整え、開帳を防ぐパッドです。
開張した横アーチを正しくかまぼこ状にすることで、親指と小指の関節の位置を下げ(残る3本の関節が持ち上がります)履き口に当たりにくくします。
以前の記事でスリッパに貼った画像がありますのでご参考に。
C)は最後の一手ですが一番簡単。その①でお伝えした方法で、必要な箇所「だけ」柔らかくして伸ばします。あくまでも「当たる箇所だけ」を伸ばすのがポイントです。
革の柔軟剤「レザーストレッチャー」をコットンにとり、伸ばしたい箇所だけにつけてグイグイします。画像のようにコットンごとグイっとやると指が痛くなりづらく、伸ばしやすいですよ。
さて「履き口が当たる」シリーズいかがでしたか?疑問点は解決しそうでしょうか?
履き口の親指側だけ当たるという方は「その①」
履き口全体が食い込むという方は「その②」をご覧くださいね。
わかりづらいようなことがありましたら、ご遠慮なくご質問ください。続編として取り上げさせていただきます。
それではまた~♪
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