靴の衣替え、ちょっと待った!

靴のお手入れ・メンテナンス | 2017年11月06日

こんにちは。細幅靴Chochotteの菊池です。
やっと秋晴れの続く日々が訪れました!連休にはご旅行を楽しまれた方も多かったことでしょう。私はと言えば、ひたすら洗濯と布団干し、久々に玄関の拭き掃除などもっぱら家事に専念の週末でした。
その中に、靴の手入れも入っています。といっても大したことはしないのですが、季節の変わり目にやっておいた方がいいことがあるので、今日はそんなお話をします。

前シーズンの靴こそメンテナンスを

もうとっくにサンダルは仕舞っている方も多いと思うのですが、サンダルや春夏用の靴、メンテナンスは完了していますか?これね、結構大切なのです。なぜか。

来年のシーズン到来時、靴箱から出してすぐに履けますか?

さあ春が来た!とウキウキ気分で春夏用の靴を箱から出したら…
「あら~なんだか薄汚れてるわ」とか「え、かかと擦り減ってる!?」
履く気満々で取り出したのに、先に手入れしないとみすぼらしくて履けない。
テンションは下がりまくるし、すぐに履いて出なきゃならない、手入れの時間がない!
いや~ん!て、案外「あるある」ではないでしょうか。
シーズンが始まったら靴箱を開けてすぐ履ける!そういう状態にしておきたいものです。

汚れたままの靴を半年熟成…させてどうする  ^^;

見た目のみすぼらしさもですが、靴の汚れはダニの温床でもあり、靴そのものの傷みも早めます。大量の汗と埃で汚れたまま半年も眠らせてしまうのは汚れを熟成させるようなもの。
私たちが寝る前に顔を洗うように、靴を休ませる前にはお手入れをしてあげましょう。
今はクリーニング屋さんでも靴のクリーニングをしてくれるところがありますし、修理店にもクリーニングサービスはあります。ご自分で手入れするのが苦手な方は、その労力にお金を払うと思ってクリーニングに出されるといいと思います。

靴底の埃もちゃんとブラシで取ってね

ダニの温床と書きましたが、靴って外でダニをもらってくることがあるので、磨くのがどうしても面倒、クリーニングに出したくてもそういうお店が近くに無いという場合でも、せめて靴底や底とアッパーの境目などは、埃をブラシでしっかり掃ってから仕舞いましょう。
底にブラシをかけようとするとヒールや他の汚れも目に入ってきますから、自然に磨きたい(あるいは修理に出したい)気持ちになるかもしれませんね。
それから、仕舞う時は靴箱の中も埃がないように、ゴミ箱の上でパンパン!とはたいてから靴を入れるようにしましょう。私がつい忘れそうになるので念のためです。笑

型崩れを防ぐひと手間

そして靴を休ませる前に、簡単なひと手間を加えて型崩れを防ぎましょう。
本当は玄関で脱ぐ度にやっていただく方がいいのですが、シーズンオフの仕上げでも加えたい作業です。

 

サンダル以外はこのように、靴を下から持って、かかとをもう一方の手で包むように、両手できゅっと握りしめるようにします。かかとから土踏まずにかけての履き口をしっかり締めて整えます。
こうすることで、少しでも新品に近い状態に戻してから、箱のふたを閉めてください。
半年後、箱のふたを開けた時に笑顔になれるか残念顔になるかの分かれ道です。笑

誰かが素手でその靴を触る

ヒールや中敷きの交換など、修理が必要なことがありますね。
修理を依頼される時、ひとつお願いがあります。
修理は軍手やマスクをして行うわけではありません。職人さんが素手でその靴を触ります。というか握るに近いくらいしっかり触ります。
ですから、ご自分が素手で触って気持ち悪くない程度には、汚れを除いてから送っていただきたいのです。綺麗に手入れされた靴は、頑張って綺麗に修理したくなりますし、埃や髪の毛がついたままの靴は、職人さんもとてもガッカリしてしまいます。
修理専門店ではないので、作った人が直してくれるので余計ですね。
Chochotteに限らずどんなお店に対しても、「それを素手で触る人」がいることを意識していただけたら嬉しいです。

ということで今回はお手入れについて書いてみました。何かわからないことがありましたらどうぞご相談くださいね!ではまた。

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11月のご注文受付は 11月15日(水)11時開始予定です。

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