前足部のクッションがなくなります

お知らせ | 2024年07月04日

こんにちは。Chochotteの菊池です。
来週はいよいよ7月のご注文受付が始まりますが、その前に大切なお知らせを!

★パンプスの前足部からクッションが消えます★

前足部のクッションとは?
画像の赤い矢印部分です。左がクッション入り、右がクッションなしです。

フラットの木型2(バレエシューズやレースアップなど),3㎝ヒールの木型5(Monica、Franny)はスタート当初から前足部クッションはありませんでしたから、何も変わりません。
他の木型は前足部にクッションありで、木型3のAdeleは何年か前からテスト的にクッション無しでお作りしてきました。

そして、やはり前足部には余計なクッションが無い方がいいという結論になり、7月のご注文分から、すべての靴について前足部のクッションは無しにすることを決めました。

★なぜクッションを外すのか★

クッションがあった方がフカフカして気持ちいいし、足に優しいのでは?とお考えの方は多いと思います。ですが、人間の足は本来、裸足でも歩けるように出来ています。
足裏には自前のクッションの役割を果たす筋肉がついているのです。

それをフカフカのクッションやふわもちインソールでカバーしていると、自前のクッションである筋肉を使わずに済む=使わない筋肉は衰える=若い時はわからないけれど中年以降に足裏が正しく使えなくなる=歩くのがツライ=ふかふかコンフォートシューズで誤魔化してますます正しく歩けなくなる、という嫌なループへの入口になってしまうのです。

もちろん、この程度のクッションでそこまでの弊害は出にくいのでこれまで使用してきたのですが、やはりリスクにつながる可能性は極力なくした方がいいと考えました。

クッション入りの場合、調整をプロにお願いして中敷きを剥がす時に、そのクッションが中底からきれいに剥がれず、剥がしきれなかったカスが凸凹になって残りやすいので、作業がとても大変だそうです。こんな感じ↓

ご自身で市販のインソールを入れる場合も、クッションが入っていると収まりが悪いということも出てきます。

これは誰にでもわかりやすい話ですが、クッションが入るとその分少し靴の内径が小さくなります。
そうすると最初は木型本来よりもきつめに感じます。
そして年月を経てクッションがヘタってくると、今度は逆に足入れがゆるくなってきます。

ゆるくなるのは革が伸びるせいもありますし、足が変化したせいもありますが、クッションが潰れてきたせいもあるということです。

以上の理由から

木型本来の足入れ感に忠実な靴にして
足の機能を損ねるリスクをなくす
必要な方はご自身で市販のインソールを入れていただく(あるいは専門店で調整していただく)

ということに決定した次第です。

木型3、木型6、木型7はすべてクッション無しに変わりますので、ご了承ください。
木型2、木型5、スニーカーは何も変わりません。

リピーター様にはこれまでとは違う履き感になることもありますが、改善という視点でご理解いただければ幸いです。

※6月ご注文分(8月末~9月初旬お届け)までは、これまでどおりの作りでお届けします。

※アウトレット、即納品は過去の製造なので、クッション入りのものとそうでないものが混在します。

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7月のご注文受付は7月12日開始です。

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